あたりまえ?の毎日(by山本飛鳥)

旧「山本飛鳥の“頑張れコリドラス”」を持って引っ越してきました。

たらいまわし

家の近所の歩道のようなところに突起物があり、そこを歩いていた人(遠くから来た人)がつまづいて転んでしまいました。
つまづいた人から話を聞いた私は、そこが区道だと思ったので、区役所に連絡すると、即日調べに来てくれて、危険箇所をいくつか確認してくれました。
しかし、その歩道は、区道の脇に沿って続いているものの、区のものではなく、都の所有地なので、区では管理していないとのことでした。厳密に言うと、そのそばに建っている都営住宅の敷地らしいです。それで、区から都に連絡してくれるとのことでした。その時に、区役所の人が、私の名前を伝えてありました。

そうしたら、そういうものは都が業者に工事を委託しているらしく、業者から私に電話が来て、場所を確認するので立ち会ってくれと言ってきました。
しかし、私は昼間仕事をしているし、区では私が立ち会わなくてもちゃんと危険箇所を確認し、別の危険な部分までも発見してくれたわけなので、いちいち立ち会わなくてもわかるだろうと思い、立ち会うことはできないと伝えました。
するとその後、工事に来たらしく、そのそばの腐食したガードレールを直してありましたが、かんじんな地面の突起物は直されていませんでした。
それから、もう何ヶ月もたちますが、あいかわらず何の変化もありません。街路樹も植わっているので、秋になると落ち葉が落ちて、更に足元の突起物が見えなくなってしまいます。夜も足元が見えないので危ないです、実際、つまづいた人は夜歩いていたそうです。

このあいだ、そこを通りかかったときに、その都営住宅の人たちが外の掃除をしていたので、歩道の危険箇所を直すよう、都に申請してくれないかと言ってみました。すると、役員は全員働いているひとなので、立ち会うことができないし、その住宅の人がそこにつまづいたという話は聞かないので、直す必要もないと思う、悪いけどそれはできない、という答えでした。思うに、そこに住んでいる人たちは、その突起物のことを知っているのでつまづくことはないのでしょう。むしろ、そこを初めて歩く外部の人にとって危険なんだと思います。

都営住宅の敷地内の工事や補修などは、依頼した人が立ち会わなくてはいけないというルールのようです。だから、補修が必要だと思った個人が都に依頼し、その個人が都の委託する工事業者とやりとりし、立ち会って工事を済ませなくてはならないようです。
でも、そこの土地の関係者(都営住宅の住人たち)が必要ないと思っているのですから、外部の人間が、その人たちに無理なお願いをすることはできません。
だからといって、その土地の関係者でもない外部の人間が個人的に工事を注文するのは変だと思います。

そもそも、一見道路にしかみえず、一般の人が歩いたり走ったりする公共の通路として使われている部分について、土地の所有者である東京都(住宅供給公社)は自ら状況を把握し、管理する義務はないのでしょうか。一般人が委託業者とやりとりするのではなく、東京都か住宅供給公社かの職員が状況を把握して業者に依頼し、立ち会って進めるべきだと思います。

そのようには動く気配はいっこうにないので、道路の危険状態を解決するには、問題だと思っている当人の私が立ち会って工事をしてもらえばいいことです。
しかし、私一個人が、仕事を休んでまでそんなことをするのは御免です。

だから、危険箇所はそのままです。