車のドアは、一旦引き寄せて置いて細く開いた状態で止めてから閉める。
開けるときは、最初少しだけ開け、様子を見てから大きく開く。
これは、教習所で習うことだったんですね。
免許を持っていない人間は、こういうのぜんぜん知りません。
だから、私は初めて知りました。
それまでは、タクシーの前の席に乗ったときなんか、手でしめなきゃならないので、いっぱい開いているところから、思い切り勢いをつけてバ~ンとやっていました。
こんなことをしたらドアが痛んでしまうようですが、そうしないと半ドアになってしまうと思っていたので、けっこう力まかせにやってました。
このようなやり方をする人は、免許を持っていないことがバレバレですね。
今考えると恥ずかしいです。
免許とらなくてもいいですから、開け閉めの常識くらい、どこかで教えてくれるといいですね。
不動産屋さんが、お客さんを車で案内するとき、お客さんが後部座席に乗ると、ドアを一旦途中まで静かにしめ、よろしいですか?と聞いてから、残りの10cmくらいをパンと締めるやり方をします。そのやり方がステキだな~と思っていました。
不動産屋さんは、自分が乗り降りするときも、車のドアの開け閉めの仕方は、ほぼ教習所の先生と同じ感じで、非常に手際がいいです。
これは、毎日運転している人だからこそ、できる技ですね。
真似をしようと思っても、それほどかっこよくできません。
何か、違うんですよね。速さとか間とかメリハリとかが・・・。
開け閉めの仕方が、スマートで美しいのです。
最初は、このやりかたは、お客さんを乗せる運転手さんの技かと思っていたのですが、そうではなく、車の開け閉めの常識だということがわかりました。
しかし、そこまでかっこいい開け閉めの仕方をしている人は、不動産屋さんと教習所の先生以外には見たことがありません。
私も手際のいい開け閉めができるようになったらいいなと思います。