あたりまえ?の毎日(by山本飛鳥)

旧「山本飛鳥の“頑張れコリドラス”」を持って引っ越してきました。

「夢十夜」がない!



木の中に埋まっている仁王を運慶が掘り出すという話が、夏目漱石夢十夜の中に出てくる話だったということを教えていただき、さっそく我が家にある漱石の文庫を探してみた。汚い本が出てきたけど、なぜか「夢十夜」がない。たぶん漱石の作品は全部あったと思うのだけど、どうしたかな?あまりも汚くて捨てたかな?文庫はだいぶ捨てたと思うけど、夏目漱石だけは残していたつもりだったのだが・・・。

こうやって、漱石の文庫をまとめてみると、多くは、新潮と岩波でそろえており、あとは角川。評論等は講談社文庫だ。なぜか「こころ」「彼岸過迄」「それから」は2冊づつある。
あっ、まん中の文学評論は、さっきウサギの散歩中に床の上においたら、背表紙をかじられてしまった。

これらの本を読んだのは、20歳になる前のことだ。文学作品は若いときに読み、年を取ってからまた読むと、また違う部分が見えて味わい深いものだと、若いころに聞いたが、年月を経てから読み返した本はほとんどない。
今思えば、「明暗」など、漱石が晩年に書いた小説を20歳程度の若者が読んで、わかるはずがなかろう。当然、何も覚えてやしない。
そして、私はすでに漱石よりも年上の人間になってしまったのだ。

だから、今読めば、昔感じなかったことも、感じることができるようになっているに違いない。何かを思い出すかもしれないし、新しいことを発見するかもしれない。

う~ん、しかし、こんなに字が小さかったものかな?
昔の文庫本、字が小さいぞ。

漱石は没後50年以上経っているので、著作権が切れ、青空文庫で読むことができる。よかった。